コーチングとは?-What is Coaching?-

どうしてもかなえたい目標に向かって頑張っている人が、より早く、より確実に目標達成するためには、それを見守り応援する人の関わり方が、重要な鍵となります。 自分で考え行動したくなる、また『パフォーマンスがあがる関わり方』のことを、コーチングと言います。

『相手のパフォーマンスがあがる関わり方』とは?

●とにかく褒める。
●黙って見守る。
●あえて叱ってから褒める。・・・etc.

パフォーマンスが上がる関わり方は、人によって違います。

もし相手が『褒める』ことでやる気が出る、というのなら、具体的にはどんな褒め言葉をかければいいのでしょう。

●「すごいよ!よく頑張ったね」
●「君が結果を出せたことが、私もすごく嬉しいよ」
●「・・・(何も言わずにハグをする)」

そう、ただ『褒める』といっても、褒め方には色々あるのです。どの褒め方が相手の心に響くのかは、相手を知り深く理解していなければ分かりません。
相手を知る、ということは、自分との違いを知ること。
自分との違いを知るためには、まずは自分をとことん知ること。

自分は、どんな言葉が嬉しいのか。
どんな言葉にイラッとするのか。
どんな言葉に安心感を抱くのか。

コーチングは、自分や相手など『人を知ること』から始まります。これは、まさにコミュニケーション。だから、私たちは『コーチング=コミュニケーション』と定義づけ、コーチは『コミュニケーションのプロ』と表現することもあります。

コーチングの可能性


「(子どもや部下に)主体的に動いて欲しい」

今、指示待ちでなく、「主体的に」動いてくれるようにするにはどうすればいいか、というお悩みの声をよくいただきます。なぜなら私たちは、「Teaching(ティーチング)」の文化でいろいろなことを学んできたから。

長い学校教育の中で「こうしなければならない」「これが正解」と”教えられてきた”私たちは、指示どおりに忠実に動くことを「良し」とされてきました。時代が移り変わり、「主体的に」「自発的に」動くことを求められる風潮になりましたが、頭では理解できても、その具体的な方法は分かりません。

大人になるにつれて、主体的どころか、指示どおりにさえ動けなくなっている自分に気づきます。心が伴わず、置き去りになっているからです。その背景の根底には、自信のなさや自己肯定感の低さ、また、視点の少なさや道筋をイメージする力の乏しさなど、様々な要因が複雑に絡まっています。

そこに変化を生み出すのが「コーチング」。

関わる人が質問の仕方や声の掛け方を変えることで、脳への刺激が多様化し、相手は自分で思考する力、道筋や結果をイメージする力、物の見方(視点)を養うことができるようになります。「こうしなさい、ああしなさい」という指示に従うのではなく、自分でどうしていきたいのか、どうすればいいのか、自分で考えてできるようになっていく。

それがコーチングに秘められた可能性です。

コーチングの限界

とはいえ、コーチングは万能ではありません。それどころか、コーチングだけでは成り立たない場面の方が多いと言えます。

例えば、スポーツにおいては、技術的なことや、危険を回避するコツなどは、きちんとティーチングしなければなりません。

学校教育では、やはり文字通り、ティーチングが大部分を占めることになります。コンサルティングでは、答えやアドバイスを、ティーチングします。医師が患者に対して、服薬の指示をするときだって、ティーチングになるでしょう。

コーチングとティーチングの融合


けれども、ティーチングにも、やはり限界があります。

スポーツ選手のモチベーションを上げるには?
学校の先生が、生徒のやる気を引き出すには?
コンサルタントが、クライアントに、アドバイス通りに動いてもらうには?
家族に無理やり病院に連れて行かれた患者が、医師の指示通りに、きちんと服薬する気になるには?

コーチングとティーチングの融合が大事

ティーチングとは真逆のスキルですが、コーチング的な伝え方や、コーチング的な関わり方などを、要所要所に取り入れてみてください。きっと、これまでのティーチングを、より効果的にしてくれることでしょう。

お客様の声


私のコーチである相原めぐみさんを紹介したいと思います。
ある意味指導を受けている立場ですが、あえて「相原先生」とは言いません。「相原さん」です。そもそも「先生」と言うなら、若い頃公立高校の教諭だった私の方が本物の「先生」なのです。
そんな私が、数年前、縁あって相原さんのコーチングを初めて受けることになりました。
私は過去の職業経験から、コーチングは、属人的な要素がかなり強いものだと直感していました。つまり、先生次第ならぬコーチ次第ということです。むろんカリキュラムやテキストも重要ですが、それを生かすも殺すもコーチ次第。
ですから、相原さんの人間性だけを見ようとしました。プロである以上、専門の知識や技量があるのは決まりきったことです。それに、素人である私にプロの力量など測れるはずがありません。
結果、今、私は相原さんのコーチングを定期的に受けています。それがすべてです。
コーチングとの最初の接点が人間性豊かな相原さんとであったことはまことに幸運でした。
相原さんは教育分野におけるコーチングの活用にも積極的なようですから、その面でも大いに期待しているところです。
(教育ジャーナリスト 梅野弘之)

– プロフィール-
梅野弘之 1951年生まれ、埼玉県出身 https://e-mediabanks.com/
株式会社メディアバンクス代表取締役 教育ジャーナリスト 元埼玉県公立高校教諭
進学情報誌の編集発行、入試関連イベント・TV番組の企画、中高の募集・広報コンサルティングに携わる。 また、中学・高校・学習塾における生徒向け、保護者向け、先生向け入試講演会の講師としても活躍中。
 

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