春の乱

春休みに入り、中学を卒業したばかりの娘と、小学4年生を終えた息子と、毎日長時間を共にする生活をしております。

以前はよく子育てコーチングを提供していたからか、なぜか「子育てには悩みがないでしょ」と思われがちです。いやいや、悩みがない訳ないでしょ。とんでもない。まーそれはそれはヒドイもんです。

娘の生活は、一言で言うならば、『ダラダラ』。とにかくダラダラ。思春期のお子さんがいるご家庭なら共感される方も多いでしょうが、ダラダラしていて、なんだかイライラもしている。勝手にイラつかれて、こっちがイライラする!!

起きている時は携帯依存。何やってんのか夜中まで起きてる。で、寝たら起きない。昼まで寝てる。昼過ぎや下手すりゃ夕方まで寝てる。リビングのソファの上は、いつまで経っても片付けられることのない娘の衣類が山盛り。せっかく洗濯したものを片付けない上に、脱いだものをポイっと置いてしまうこともあるため、洗濯したものか、これから洗濯するものか分りゃしない。ダイニングテーブルの一角は、娘の勉強道具やら何やら山積みで散乱している。(自分の机があるだろーが!)トイレに篭れば30分や1時間出てこない。(寝ていること多し)会話すりゃ、携帯から目を離さないことを注意した途端に大バトルが始まる。学校の成績なんか良いわけがない。母がコーチングやってたって、こんなもんですよ。恥ずかしながら。

ただね、親としての『捉え方』には違いが出るかもしれません。

そもそも、「成績が良くなければならない」と思ってはいません。(良いに越したことないですが)そして、親の言うことを聞かなければならない、とも思っていません。(聞いてくれりゃ楽ですが)

確かに今こんなんですが、根っこの優しさ、素直さ、まっすぐなところは変わっていないことを知っているから。思春期ゆえのホルモンのしわざだと思っているから。「こんな態度とったら、こんな言い方したら、本当はお母さん傷つけちゃう」って思いながら、それでもついつい出てしまい、コントロールできない自分に苛立っている、ということを知っているから。そして、娘の『今』は『発展途上』であり、まだまだプロセスの一部だと思っているから。これでジャッジしちゃいけないって思っているから。

だから、イライラするけれど、そんなに心配はしていません。いえ、部屋さえ片付けてくれればいいのよ。いやいや、共有スペースの私物を移動してくれれば、もう、それだけでいいのよ。・・・まだまだ先は長いですな、きっと。

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