『後回し』の悪しき習慣

しばらく、ブログを書くことができずにおりました。会社の決算書類を提出しなければならず、そちらに時間がかかっておりました。いえ、会計事務所からは、できるだけ毎月送るように言われていたんですよね。でも、ついつい後回しになってしまい・・・ギリギリの提出になってしまいました。なんとかして克服しようと努力している『後回し癖』ですが、これに悩まされている人は多いのではないでしょうか。

なぜ後回ししてしまうのか。どうしたら後回ししないで済むのか、ちょっと真面目に考えてみました。

1. 心理的抵抗
仕事ややらなければならないことを先延ばしにするのは、その課題に対する不安や恐れが関係していることが多くあります。これは心理的抵抗と呼ばれ、不安や恐れから逃れるために行動を先延ばしにする傾向があります。例えば、その仕事が難しいとか大変だと感じたり、失敗するのではないかと心配することが原因となります。

2. 即時報酬の欲求
後回しにする行動は、即時報酬を求めるという心理的欲求から生じることもあります。やるべきことを後回しにして、即座に満足感を得られることに時間を費やしてしまうのです。例えば、SNSを見続けたりゲームに没頭することなどが、それに当たります。

3. 自己制御の欠如
後回しにする行動は、自己制御の欠如と関連しているかもしれません。自己制御力が弱いと誘惑に負け、やるべきことを後回しにしてしまいがちです。

4. 負のスパイラル
後回しにする行動が習慣化すると、それが負のスパイラルを生み出してしまうかもしれません。やるべきことが積み重なり、ストレスや焦りが増大すると、ますます行動を後回しにする悪循環が生まれてしまうのです。

5. 深層心理の影響
後回しを克服する方法を見つけることは難しい、と感じる人は多いかもしれません。これは、深層心理の影響が大きい場合もあります。過去のトラウマや否定的な信念、自己肯定感の低さなどが後回しにする行動を引き起こしている可能性があります。

では、このような後回しの心理を克服する方法はあるのでしょうか?

1. 目標設定と計画
やるべきことを実行するためには、明確な目標設定と計画が必要です。目標を細かく分解し、具体的な行動ステップを立てることで、課題を小さな段階に分割しやすくなります。(マイルストーン)

2. ポジティブな意識改革
心理的抵抗や不安がある場合には、捉え方を変えてみることも良いでしょう。失敗や困難に対する恐れよりも、成長や学びの機会とポジティブな捉え方に変換することが効果的です。

3. 即時報酬の見直し
即時報酬の欲求を制御するためには、自制心を養うトレーニングが必要です。自分にとって本当に重要なことや長期的な目標を今一度、明確にし、それを意識し行動してみることです。

4. スケジュール管理と優先順位付け
負のスパイラルを防ぐためには、スケジュール管理と優先順位付けが重要です。やるべきことをリストアップし、重要度や締め切りに基づいてタスクを優先することで、効率的に行動することが可能となるでしょう。

5. 心理療法の活用
後回しの原因が深層心理によるものであるなら、心理療法が役立つことがあります。心理療法を通じて、過去の経験や信念を掘り下げ、新しい行動パターンを形成するためのサポートを受けることができるでしょう。

6. 自己受容
もし、後回しの行動に苦しんでいるとしたら、そんな自分をも自己受容できるようになることが大切です。自分を責めたり罰したりするのでなく、自分自身を理解し受け入れ、自信を持つことが、行動の変化につながっていくかもしれません。

7. 専門家の支援
最後に、後回しの問題が深刻で個人の努力だけでは解決しない、という場合ならば、専門家の支援を求めることも一つの選択です。心理カウンセラーなどの指導を受けることで、より深いレベルでの変化が可能になるかもしれません。

後回しにする行動は、ただ怠惰だったり意志の弱さからだったりすることが多いのですが、時には、より深層的な心理的要因である場合もあります。そのため、個々の状況に応じて適切なアプローチを取ることが重要です。

・・・とまぁ、なかなか真面目に書いてみたのですが、私に限ってですが・・・

後回しにするのは、ただ単に、面倒くさいなーと思うから!
なので、克服するためには、それをやる時の面倒くささが頭に浮かんでしまう前に、とにかく動き出すこと!!

はい、きっと、これです。

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