私には、自分へのご褒美として行くお店があります。2年以上、毎月欠かさず行っていたのに、ここしばらく行けずにおりました。
年末・・・今年の締め括りに、どうしても行っておきたい!よし、あの方をお連れしよう!
と、教育ジャーナリストの梅野さんをお誘いして、数ヶ月ぶりに行ってきました。
お料理は、毎度ながらランチと思えないクオリティの高さとコストパフォーマンスで、大満足。
家族経営されている、このお店の魅力は、なんといっても、大将のセンス抜群のお料理。
そして、女将さんの(意識してのものなのかどうか)自然な『距離感』がとても心地良い。
大将と一緒にカウンターに立つ息子さんや娘婿さんも、気さくで感じが良いし、
玄関でお出迎えやお見送り、お料理を運んだりする娘さんも細やかな気配りで好感が持てる。
えぇ、確かに良いんです。
でも、私はなぜ、ここまでこのお店に行きたくなるのだろう、と考えてみました。
いつもはカウンターだから、さほど気に留めていなかったけれど、そういえば、個室でいただく時も、お料理が運ばれてくるタイミングが絶妙よね・・・これも居心地の良い理由の一つ。
そうだ、こういうことがありました。
2月に行った時のこと。最後のデザートで、ちょっとしたサプライズ演出があったのです。2月は私の誕生月。でも、生年月日などを書いたり教えたりした記憶はない。
「え、なんで?」
私は全く覚えていなかったのですが、以前、カウンターにいた息子さんと話していた時、何かの話の流れで、誕生日が2月だと私が言ったそうなんです。それを、ちゃんと顧客情報としてスタッフ全員で共有されていたんですね。予約の電話を入れた時点で、もうサプライズ演出が用意されていたのでしょう。
そっか・・・スタッフ全員の連携プレーなのね、これは。
『お客様に満足していただくおもてなしをする』という【目標共有】がされていて、それぞれが「自分にできることは?」と自発的に主体的に考えて行動する・・・あら?これはまさに、【リーダーシップ】が発揮されている状態だわ!!
そうそう、久しぶりにお店に足を踏み入れた時に感じたのは、【心理的安全性】ともいえる安心感でした。
店舗経営をされている企業様、お客様の満足度を高めてリピーターを増やしたいならば、コミュニケーションは言わずもがなのことですが、プラス、スタッフの【リーダーシップの在り方】を向上させることが、大切なポイントですよー!!